まったくはじめてのアジア株入門―伸びている市場は中国だけじゃない!アジア各国の株式市場や経済データから買い方・売り方までがやさしくわかる
この本の長所は著者本人が実際に体験した内容に基づいて書かれている点。
本当に初心者向け。そもそも、投資の意味とは? みたいなことを考えさせてくれる本。アジア各国の特徴、簡単な歴史、政治体制や有名企業についての解説部分がとても面白かった。フィリピンってかつてはアジアで最も成長しそうな国だったのか。今では考えられません。
タイトルに「まったくはじめての」と書かれている通りの内容です。
著者は金融業界の出身者ではなく、独学でアジア株を研究した人。それだけに一貫して個人投資家の視点から書かれている。痒いところに手が届く説明が多いのは著者自身、コツコツと積み上げていったノウハウを紹介しているからだと思う。「よし、自分もアジア株に投資してみよう!」という勇気の出る本。但し、株式投資に近道は無く、自分の頭で考え、自分の足で調べるという態度がなければ成功しないというのが著者の主張。従って、「結局、何を買えばいいの?」という、結論だけを求める読者は落胆させられるだろう。敢えて自分の相場観や価値判断を書くことを差し控えるという著者の姿勢は評価できるが、それゆえに今、どんなにアジアの株が割安で、投資家にとって絶好のチャンスが到来しているかは本書からはよく伝わって来ない。それが本書の難点と言えば言えなくもない。 |
このページの情報は 2006年3月24日19時37分 時点のものです。 |



