タイトル通りの本です。(終わり)
・・・ではレビューになりませんね。転換社債型新株予約権付社債(CB)について、何が理論と実務の間で問題となっているか、学者と実務家が討論したものを1冊にまとめたものです。あくまで「問題となっている」ことが本になっているわけで、CBの発行を手がけようとする実務家が、何からどういう手順で手をつけて行けばいいのか、そんなことは全然書いてません。
しかし、実務家といっても、金融工学なども関係してくるCBにおいては、かかわりのある関連知識についてしっかりと理解していないと、関係者との調整・説明が仕切れないのではないでしょうか。また、応用も利かなくなります。そうした「悩み」に直面したとき、頼りになります。BSモデルやボラティリティの説明など、類書で一番しっくりきました。
いずれにせよ、本質的な問題に関してのみ徹底的に討論するというスタイルなので、総花的な解説をお望みの方にはおすすめできませんが、意外とこういうやり方が理解の到達には早いかも、と思いました。